ヨハネ・フランシスコ 三角 智也 (碑文谷教会)
私が初めて、瀬田の静修会に参加したのは、2002年の夏だったと思いますが、教会というところに足を踏み入れたのがその年の春で、洗礼もまだ受けていないという状況での参加でした。
この静修の集いのことを知ったのは、管区のホームページからだったのですが、私はまだ教理を勉強しはじめたばかりのことで、「祈り」というものについてより触れてみたいというのと、実は茶色い修道服を着た人を間近で見てみたいという好奇心もあり、村上神父にメールで参加の依頼をしたのがきっかけでした。
私の場合は月曜日から土曜日までは仕事なので、静修会の日は早く仕事を終わらせ、夕方に会場の瀬田のアントニオ神学院に入ります。
お祈りから始まって、その後、修道院の夕食にご一緒させていただくいのですが、初めての参加の時は「修道院って……。修道士って……。」と、勝手に色々な想像を膨らませ少し緊張を感じていたのを覚えています。
その後、導入ということで村上神父の説明を聞いて、自由時間。寝る前のお祈りをして、各自の部屋へもどり就寝です。
翌朝は、お祈りから始まって、朝食。その後は各自で黙想したり自由に過ごします。その合間に個人面接をしてもらい、昼食のあと参加者で分かち合いということで、それぞれに自由に日々の出来事や思いについて話します。
スケジュールで書いてしまうと、盛り沢山のようですが、実際は本当にゆったりした時間と静けさの中で過ごせるこの静修会は、身も心もリフレッシュできるいい機会となりました。
その新鮮さが癖になり、定期的に参加するようになったのですが、参加する方々も様々で、私のように、信者でなかったり、教派の違う方の参加があったりで、その出会いも大きな恵みとなりました。
そんな中、その年のクリスマスには無事、洗礼を受けることができ、その翌年には、堅信を授かり、所属教会の皆様方のご指導はもちろん、この静修会も私のキリスト者としての生活にかけがえのないものとなりました。
今後も積極的に参加できればと思っています。
(みかど ともや アスピラント)
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