ムジゲ(便り

クレト 中村 道生 神父
大阪生野修道院

新年明けましておめでとうございます。

ムジゲ(虹)の便りPartUを大阪から発信することにいたしました。

フランシスカン再宣教100年を記念するこの年に新しい風が吹き始めたらと願っています。海外からだけでなく、国内各地の声が、思いが繋がっていって虹となってフランシスカンの夢を実現できたらと思っています。

正月に着物を着た姿を見るのがめっきり少なくなりましたが、「神の母聖マリア」の祝った元日のミサに預かる前の記念の写真です。韓国の人たちは家族がみんな信者になると聖家族になったと喜び祝います。

写真のこの家族も昨年のご復活にご主人が洗礼を受け、毎週日曜日喜んで家族一緒にミサに預かられる聖家族です。大阪では韓国人の奥さんが信者で、結婚しただんなを信者に導くケースがかなり多いです。傍目からは結構強引だと思うんですが、結果はたいていみなさん幸福な家庭生活を築いておられます。

折があろうとなかろうとひたすら信者になるのを勧められて、男性は根負けして(?)教会に通うようになり、洗礼まで行きます。 少々則を超えたことがあったとしても、人間の思惑を超えて神様の恵みは働くのだと思います。よく信徒の教育が必用だと叫ばれることがありますが、むしろ司祭が信徒を深く信頼し、その業を祝福するように招かれているのではないかと思います。そういう私がまだ信徒を信頼できてないのが現状ですが、まず一歩を踏み出そう。そう思っています。