ムジゲの便り

ご復活おめでとうございます

クレト 中村 道生 神父
cletusofm@hotmail.com
Frnaciscan Friary

 修道院の庭は、ケナリとレンギョウが満開です。一本ある桜は5分程度。今日、市内に出かけると汗ばむほどの暖かさになっていました。ソウル市庁の電光掲示板はワールドカップまで後59日と告げていました。地下鉄もWC成功を市民に呼びかけていました。国家的取り組みといった感じです。

 それで今、日韓の全サッカー競技場を巡礼しているグループがあります。ウォンゴン師(韓国の有名なお寺のお坊さん)を代表とする12人で、「2002平和徒歩大長征団」は2月28日にソウルを出発し、3月24日には韓国内10の競技場を全て回り、25日には日本に渡り、約3ヶ月掛けて「人間と自然が共存するワールドカップ成功祈願」して巡礼を続けておられます。

 一行は、下関にフェリーで渡られた後、大分まで徒歩で行かれ、大分競技場を訪問した後、再びフェリーで神戸に4月1日到着、2日の今日は大阪に向かっておられるところです。これからは、名古屋15日、静岡30日、横浜5月8日と歩いて行かれ、仙台6月2日からは、フェリーで札幌に向かわれる予定です。宿泊は、お寺とか、教会などに泊まっておられます。やむおえない時は、同伴している1台のワゴン車にテントや寝袋が準備してあるので、そこで野宿になるようです。

 私は、今まで福岡(湯川教会)、神戸(神戸中央教会)と教会を紹介してそこに泊まっていただきました。親切にしていただいたととても喜んでおられました。お寺や、民家にも宿泊されたようです。1行12人の中には女性も3人ほどおられ、日本語を話せる方は、元留学生だったというユンさんと言う女性がおられ、他にももう一人おられます。この巡礼は、韓国の中央日報が主催して、同行記者もおられ、ユンさんは連絡のためケイタイもお持ちです。

 090−7715−2556に電話するといつでも彼らに連絡することが出来ます。皆さんのところの近くに来られたら、ぜひ歓迎していただければと願っています。一声掛けて励ましてくださるだけでも大きな力になると思います。少し一緒に歩かれたらもっと素晴らしい出会いになるでしょう。宿を提供してくだされば何よりありがたいと思います。特に雨の時は大変ですから。
 
 私も15年前、京都から長崎まで巡礼したことを思い出して、霊的に同伴して毎日お祈りしています。どうか皆さんもこの祈りにも参加して下されようお願いいたします。復活されて主キリストがともに歩いてくださいますように。