ムジゲの便り

ソラル−韓国のお正月

クレト 中村 道生 神父
cletusofm@hotmail.com
Frnaciscan Friary

 韓国は2月の12日がお正月で、.日曜日から4日間の連休となり、340万人の民族大移動、高速道路は名前だけのノロノロ運転と伝えています。日本お正月は神道の影響が強く正月の神様を迎えることが中心に伝統の行事が行われてきたと思いますが、韓国では儒教の影響が色濃く残っています。ですから、正月行事の中心は父母と祖先への孝を尽くす意味が込められています。ですから教会でも祖先のための死者ミサが捧げられます。

 志願者たちも休暇で実家に帰り、修道院は今ひっそりとしています。でも、来週18日には10人の新志願者の受け入れ式があり活気を取り戻すことでしょう。少し旧聞になりますが、1月24日初誓願式で5人、1月28日には荘厳誓願式で8人の兄弟が神に自らを奉献し、師父聖フランシスコの道を歩むことを誓いました。

 私は今、ある小教区に招かれて、日本語で聖書を読む会を開いています。受講者は12人で1時間以上もかかる、かなり遠いところからも何人か来ています。現在大学で日本文学を専攻している人もいるし、かつて日本語を勉強した主婦達、70台前後の方も数人おられます。皆さんがとても熱心なので私にもやりがいがあります。

 今月の末には、あるしシスタ−方の月の黙想を頼まれています。これは韓国語でしなければなりませんので今準備しているところです。この前、在世会の方々に話したのがありますので、もう一つ1時間の話を作らなければなりません。うまく出来るか一寸心配です。

 「世界がもし100人の村だったら」という本を読みました。環境問題とか南北の貧富の格差を解かり易く示してくれる一寸面白い本でした。日本で100万部を超える売れ行きになっているそうです。ちなみに838円。マガジンハウスです。
Cletus 中村道生 ofm