ムジゲの便り

ソウルのクリスマス(12月25日)

クレト 中村 道生 神父
cletusofm@hotmail.com
Frnaciscan Friary

クリスマスおめでとうございます。
 クリスマスの前夜のミサを私たちはみんな貞洞(チョンドン)の本部修道院で祝いました。志フランチェスコの家願院と有期誓願者修道院、貧しい人々のための食堂を運営している「フランチスコの家」(高阪兄弟はここで奉仕しています)と、「ベツレヘムの家」の兄弟たち、つまりソウルに住んでいる兄弟たち約70人が集まり、他に在世会や小さい共同体のシスター達もいらっしてミサのときは聖堂いっぱいになっていました。ミサ後、久しぶりの雪が降っていました。 

 25日私はなんと、「ベツレヘムの家」でミサを捧げることが出来ました。韓国の経済はこのところずっと冷え込んでいるようです。「ベツレヘムの家」の前には失業者たちの列がミサをする前から長い列を作っています。一面真っ白の雪の寒空の中で2時間近くも待たせているのは心が痛みます。席は20人分しかないので仕方ないのですが300人くらいの人が食事にきます。1食20円で、お代わりは自由です。

 
サンタの運転手  帰りにバスに乗ったらなんとサンタさんが運転していました。乗客はサンタさんに「クリスマスおめでとう」と声をかけていました。にこにこのサンタさんは今日は安全運転です。雪も降って凍結していますからね。ちなみに、韓国ではクリスマスは国民の祝日となっています。

 21世紀が、新しい天と地の到来となりますようにお祈りしております。